投稿

2月, 2018の投稿を表示しています

*和歌山市民図書館移民資料室 ヘンリー杉本の絵 和歌山県和歌山市 Henry Sugimoto

イメージ
  和歌山市の市民図書館に日本で唯一の移民資料室があります。 ここにはヘンリー杉本のキャンプシーンの絵画のほとんど、当時の様子の写真集、移民の人らの書いた新聞のマイクロフィルムなどが保管されています。 オーストラリアへブラジルへアメリカへ、世界中に渡った日本人の移民について 日本中世界中から 調べ物に訪れる人がいます。 *************和歌山市民図書館の方が話してくださった内容 ほぼそのままです。 ヘンリーさんが持っておられた収容所の絵画(キャンプシーンと呼ばれる絵画)がなぜここにあるかといいますと 和歌山市民図書館には全国唯一の移民資料室という部屋があります。 日本人の海外移住関係の資料ばかりを集めた部屋で約1万点くらいの本があります。全国唯一です。 キャンプシーン/収容所の絵画は戦後なかなか公開されませんでした。 昭和55年になってようやく公開されました。 ヘンリーさん自身がこれをオープンにすることによって日米の摩擦が起こるかもしれない、 物議を呼ぶかもしれないということを大変気にされていたそうで なかなかうんと言ってくださらなかったそうです。 ですが 周囲の勧めで日本で初めて公開され 収容所の当時の生活・風景は大反響を呼びました。 当時公開された36点の絵画の他 スケッチ画を合わせて計54点がそっくりそのまま和歌山市に寄贈されました。 ヘンリーさんの故郷和歌山で大事に置いておいてもらいたいという思いをいただき ここにあります。 日本人は移住先では少数派で白人から差別を受けたり攻撃を受けたりして肩身の狭い思いをして 苦難、苦労を重ねてきた歴史がありますが その地域の発展、経済の発展に貢献しています。 そういった日本人の移民の姿を伝える大事な資料として 特に戦争中に日本人がどういう運命を被ったか 美術品なんですが ここでは当時の様子を伝える資料としても 皆さんに見ていただいております。 太平洋戦争で日本とアメリカが戦い 空襲で日本は焼け野原になりました。 当時 アメリカに住んでいた日本人がどうしていたかということはあ